太秦教室(京都)

個別指導塾 You-学舎 太秦教室の教室写真成績を上げるだけでなく、
自立すること。最終目標は、
ひとりでできるようになること。
太秦教室室長


高校・大学受験で確実な成果

太秦教室授業風景

みなさまこんにちは。


太秦教室は、広隆寺の目の前にあります。三条通りに面し、ふたつの商店街の活気と歴史情緒の融合する場所に位置しています。通っている生徒たちも非常に元気が良く、日々パワーに満ち溢れた雰囲気です。
主に太秦・梅津地区から通っている生徒が多いですが、中には集中して勉強をするためにあえて少し離れた地区からわざわざ通っている生徒もいます。
教室には中学生が多いですが、大学受験を目指す生徒も最近増えています。これまでも多くの受験生を送り出してきましたが、とくに公立高校から大学受験を目指すことにおいては、確実に成果を挙げてきています。

太秦教室の様子

講師も明るく、テスト前なども教室内が非常に活気のある状態です。たとえ学校で面白くないことがあったとしても、ひとたび教室に来ればたちまち笑顔になって、教室を出るころにはすっかりポジティブになっている、そんな楽しさと笑顔のあふれる教室です。


是非一度教室へ足をお運びください。
講師一同、元気なあいさつと笑顔でお迎えします。

個性ある講師陣講師間での情報交換で「あなただけの授業」

太秦教室の授業風景

太秦教室はYou-学舎の中でも、最もキメ細やかな指導ができているのではないかと自負しています。
ミーティングを通じて、生徒の情報を伝え合い、それぞれに最も適した授業を行うためにはどうしたらよいかを講師全員で考えています。また、しつけやマナーといった面にも積極的に関わり、勉強という枠を超え生徒の人間性に積極的に働きかけています。
個性ある講師陣が、あなたを待っていますよ!
ぜひ、太秦教室で「あなただけの授業」を体感してください!

太秦教室の主な指導実績校

小学校
太秦小、嵯峨野小、梅津北小
中学校
太秦中、蜂ヶ岡中、梅津中、西京中
高校
北嵯峨高 山城高 朱雀高 文教高 塔南高 洛陽工業高、西京高、京都学園高、東山高

最近のブログからピックアップ

太秦教室のスタッフが教室のできごとや、最新入試情報などを更新しています。

【大学入試】センター古文を楽しむ 2008狗張子〜江戸時代の人はホラー大好き!5月14日:太秦教室

センター試験の古文を楽しみ尽くす!をテーマに2007年の兵部卿宮物語を紹介しましたが、第2弾は2008年の狗張子です。

今回は、出題部分だけで完結する短いお話です。読みやすくて内容もわかりやすい怪異談なので、取り上げて紹介するほどのこともないかな〜と思っていましたが、よくよく読み返してみると短いながらも面白い!

ぜひ、皆さんにも内容を知っていただき楽しんでいただきたいと思います。

 

説話とは…

この話は江戸時代に書かれた説話集です。

説話というのは、人々の間で語り継がれている物語や伝説のようなもの全般を言います。源氏物語のような長い物語ではなくて、短い話がほとんどです。説話集は短編集ということです。

 

登場人物

福島角左衛門

長らく誰にも仕えずにいたが、知り合いの伝手でどうにか奉公することになって故郷を発ちます。真面目な性格とは言えませんが根は良い人です。

 

戦国時代の武士は、必ず誰かに仕えていました。

「宮仕え」という言葉が出てきますが、この場合の宮仕えは宮中で仕事をすることではなく誰かに仕えることです。今でも会社に勤めることを「宮仕え」という人がいます。平安時代から時代が下って、現代でも通じる意味が増えていますね!

 

小さな家に住む女房

角左衛門が立ち寄った家の女房。

 

平安時代では女房というと高貴な女性に仕える使用人のことをさしていました。しかし、小さな家に住むこの女性が高貴な女性に仕えているとは思えませんね。江戸時代以降、一般庶民の妻のことを女房と呼ぶようになりました。ちなみに「旦那」とか「ご主人」「奥さん」という呼び方もこの頃の習慣に由来しているんですよ。

 

藤内

小さな家に住む女房の夫。

布を売る商売をしていて、女房と父母を置いて遠方でお仕事をしています。

 

古文マメ知識? 〜江戸時代では、庶民も貴族気分を味わいたい♪

私たちからしたら、平安時代も江戸時代もどちらも昔。古文と言えば古文です。でも、794年に始まった平安時代と1603年に始まった江戸時代ではおよそ800年もの違いがあります。

 

その間に政治も人々の暮らしも大きく変わっていますよね。先述の[宮仕え]や[女房]のように、言葉にも変化がありました。皇族や貴族などの上流階級で使われていた言葉が一般庶民にも浸透したのが原因です。

 

例えば、「奥様」というのは本来大名や旗本の妻に使われる敬称なんですが、今では誰にでも使われていますよね?身分が高い人に対する呼称を使うことで、相手の気分を良くする作戦を商人が始めたのが起源だという一説もあります。

 

商店街や観光地なんかでよくお店の人が「おねえさん!」って話しかけますよね。若い皆さんにはまだわからないかもしれませんが「おねえさん!」なんて声をかけられると気分がいいものです(笑)「奥様」という言葉もそんな軽い気持ちで使い始めて、庶民に定着しちゃったんですね。

 

内容解説

さて、「狗張子」のセンターで出題された一説についてお話していきましょう。

(2007年の兵部卿物語と違い、過去問集に乗っている訳で充分理解できると思いますが、一応…。)

 

福島角左衛門は、兵庫県姫路生まれのものだった。長いことだれにも仕えずにぶらぶらとしていたが、豊臣秀吉に仕えていた福島左衛門大夫と縁があったので、彼を頼って相応の立場を用意してもらって、「奉公したい!」と思って故郷を出て京都に向かいました。

 

明石、兵庫の浦、尼崎を過ぎて大阪高槻あたりを通りかかったとき、たいそうのどが渇いてしまった。道を見渡すと小さな家があった。

 

その家には、女房一人だけがいた。その美しさと言ったら、こんな田舎にいるとは思えないほどだった。女房は窓の方を向いて、足袋を縫っている。

 

角左衛門は、その家に立ち寄って水をもらえないかお願いした。女房は「お安い御用ですよ」と返事をして隣の家に行ってお茶をもらってきて角左衛門に出した。

 

角左衛門はしばらくその家で立ち止まって家の中を見回したところ、台所やかまどがない。角左衛門は不思議に思って、「どうして火を焚くことがないんですか?」と質問した。すると女房は「家が貧しくて私も衰えてしまい、自分でご飯を作って食べることがありません。近所の家に雇われてその日暮らしをしている本当に悲しい身なんです。」と答えつつも足袋を縫う。その様子はとても忙しそうで暇がないように見えた。

 

角左衛門は、その貧しく辛い様子を見てこの上なく哀れに思い、また、その姿形の上品で優美な様子に見とれて、少し傍に寄って手をとり「このような美しさがありながら、このような田舎で貧しく暮らしているのは残念です。私について都に行きましょう。良いようにとりはからいましょう」と少しその気をひいて言い寄った。

 

女房は、普通じゃないくらい強く手を振り払って返事すらしなかった。

 

少し経って「私には決まった夫がいます。名を藤内と言って布を売って生計を立てています。今は商売のために他国へ行っています。私はここに留まり、家を守って舅と姑の世話をして、女の仕事に精を出し、貧しくても何とかして朝夕の食事の準備をして、飢えたり凍えたりすることがないようにしています。そうしてすでに10年。幸い、明日には夫が帰ってきます。あなたは早く立ち去ってくださいませ」と言った。

 

角左衛門は、女房の貞淑な様子に感激し後悔して、僕に持たせていた弁当箱を開けて餅や果物を取り出して女房に与えて去った。

 

その夜、山崎という場所で宿をとったが、翌朝女房のところに大事な書類を置いてきたことに気が付いて戻ろうとしたところ、道で葬式の列にあった。角左衛門が「どんな人が亡くなったんですか?」と聞くと、「布商人の藤内というものを葬送しています。」と言う。角左衛門はとても驚き不思議に思って、その葬列について墓所まで行くと、まさしく昨日女房に会ったところである。

 

今見ると、家の跡形もなく、ただ草が生えているだけの野原である。その場所を掘って藤内を葬ろうというところを見ると、藤内の女房の棺があった。棺の中には、新しい足袋一組と餅、果物が昨日のままあった。また、その隣には古い墓が二つある。これは誰のものかと尋ねると、「藤内の親のものだ」と言う。年数を聞くと「10年になる」と言う。角左衛門は、感激して藤を送ってきたものに昨日のことを語り、金銭を与え葬送の儀式の援助をして、そのあとのことまで念入りに処置してから都にあがった。

 

ああ、この女房は亡くなってからも妻としての道を忘れず、夫の両親に尽くして夫を待っている。まして、生きていた時はどれほど夫の両親に尽くしたものかはわかるはずだ。

 

古文マメ知識?〜古文にだってホラーがある!

さて、今回出題された説話集は語り継がれてきた民話や伝説と前述しました。説話は教訓になる話が多いので、問題として出題されたときは良い話になるように答えるのがポイントです。説話は、現実味のないことも多くて今回のような幽霊が登場する怪奇談もあります。

 

今も夏になるとホラー映画が公開されたりテレビで特集番組が放送されたり、怖い話が好きな人が多いですね。江戸時代も落語の怪奇話が大人気演目だったそうですよ。むしろ、電気やガスのない江戸時代以前の方が怪奇やあの世は近い存在でしたから、怪奇話は多かったかもしれないですね。

 

江戸時代のホラー小説の代表作と言えば「雨月物語」ですね!ホラーと言っても祟りなどのこわーい話が目白押しということはなくて心温まるような怪奇談も収められていて読みやすいのでお勧めです。

 

ちなみに、亡くなってからも夫を待ち続ける妻の話が雨月物語にも収録されています。当時流行りのシチュエーションだったのかもしれません。

 

田舎で暮らしていると、暮らしのために一家の大黒柱である夫が出稼ぎに出て何年も帰れないことがよくありました。残された妻は家族を養っていかないといけませんが、今とは生活環境が違います。ちょっとした天候悪化で食物が確保できなくなって飢え死にしてしまったり山賊に襲われて亡くなったり…、男手なく生活していくのは大変なことでした。夫が帰ってきたときには家が跡形もなくなっていたということが珍しくなかったんです。

 

同じような境遇の人が、このようなお話を読んだり聞いたりして、自分の妻も両親を大切にしながら最後まで自分を待ってくれていたと慰められたのかもしれません。

 

古文マメ知識?〜ファンタジーだってある!

江戸時代では、ホラーだけでなく現実では起こるはずのないファンタジーも大人気でした。滝沢馬琴の書いた「南総里見八犬伝」は歌舞伎の演目になったり、今でも新しく現代語訳されたり、題材とした小説や漫画が次々と生み出されたりしているほどの人気っぷり。里見八犬伝だけでブログを一つ作りたいくらい魅力の詰まった作品です。

 

もちろん、有名な雨月物語や里見八犬伝以外にも怪奇談やファンタジーは数多く出版されています。センター試験でも怪奇談や和製ファンタジーが出題されることがあります。平成31年度も狐さんが大好きなお姫様のお側に仕えるためにかわいい女の子に化ける、という話が出題されました。

 

ストーリーが非現実的な展開になっても最後まで正しく追い続けられるように、ファンタジーや怪奇談にも慣れておかないといけないですね!雨月物語も里見八犬伝も原文で読むのは難しいかもしれませんが、現代語訳が出版されているのでよかったら読んでみてください。「江戸時代の日本でこんな話を書く人がいたんだ!」という感動を味わえますし、入試でファンタジーが出題されたときの焦り防止にもなりますよ♪

過去の日記

過去の日記一覧です。

2019/5/14 【大学入試】センター古文を楽しむ 2008狗張子〜江戸時代の人はホラー大好き!
2019/5/10 【大学入試】センター古文を楽しむ 2007兵部卿物語〜皇子の秘密の恋
2019/5/10 【大学入試】理系プラチカのポイント解説!
2019/4/28 【太秦教室】ゴールデンウィークにオススメの本「西の魔女が死んだ」
2019/4/25 【合格体験】京都橘大学の合格のためにやったことは?

太秦教室ギャラリー

You-学舎での授業の様子や各種イベントの写真をご紹介します。



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