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10分間の読書で旅をしよう!8月4日:保護者様向け情報

JUGEMテーマ:教育

夏期イベント実施中!

先週末、7月中に夏休みの宿題を終わらせるイベント「宿題片付け隊」を実施しましたが、けっこう皆さん順調に夏休みの宿題を片づけている様子。学校からの夏休みの宿題一覧表を見たところ、結構な分量が出ているにもかかわらず、素晴らしいです。

宿題を片づけた後、都道府県名と違う県庁所在地17個を覚えてそれを9つマスのビンゴカードに書いてもらい、私がカードを引いて県庁所在地を読上げる…という「都道府県ビンゴ」をしました。1ビンゴアメちゃん1個でも結構盛り上がるものなんですよね〜。

 

非受験生対象のYou-学舎の夏期イベントはもう一つあります。

「文豪DOKUHA」

そう、普段はあまり手を付けない文豪の作品、それも10分程度で読み切れる短編を読んでみよう!という企画です。

今回は『齋藤孝のイッキによめる!名作選』(講談社) を使わせていただいております。

中学生対象に紹介されているもので、

太宰治、サン=テグジュペリ、岡本太郎、村上春樹、町田康…

洋の東西を問わず、年代も様々なラインナップ。

子供たちに読め読めと言っている張本人が読まないのはフェアじゃないなと思い、私も読み始めました。

 

その中で今回2つ、ぜひとも大人のみなさんに紹介したい作品があります。

 

芥川龍之介『蜜柑』

誰も乗り合わせていない列車に乗った主人公はしょっぱなから気だるく、その重苦しさに数行読んで早くも脱落しそうになりました。

時は大正時代、列車は蒸気機関車で、主人公は二等客車に乗っています。

二等客車…調べてみると昔は列車が一等、二等、三等に分かれていたのですね。なるほど今でいうグリーン車、指定席、自由席的なものです。

で、そこに三等客車の切符を握りしめた少女が乗ってきて主人公の前に座ります。

ただでさえ「だり〜な〜」とアンニュイだった主人公は、イラっとします。

あっ、なんかわかる。

誰も座っていない車両、つまりどこでも座り放題の車両で、なんで自分の前に座るかな〜!しかもアンタ三等乗車券やん!ここ二等列車ですけど?

…と私だったらメンチ切りますね。

主人公も『二等と三等の区別がつかない愚鈍さに腹立ちを覚える』と心情を述べています。ついでに言うなら顔つきや身なりも気に食わないと思っています。最悪なファーストインプレッションですね。

 

しばらくすると、トンネルが近づいている中、その少女は何を思ったか列車の窓を開けようとします。

それ、やったらあかんヤツやん!

蒸気機関車がトンネルの中を入った時に窓を開けたら、黒い”すす”が車内に入ってきて鼻の穴の中まで真っ黒に…

なんて話、本で読んだかテレビで見たかしませんでした?

主人公も、「おいおい…」と冷ややかな視線を送りつつ「窓が開きませんように!」と願います。

「開けるな」とひとこと言えばいいのに。

 

願いはかなわず、窓は開き列車はトンネルの中に。そしてすすが充満して主人公はせき込みます。

しかし少女は窓の外に顔を出し、進行方向を必死に見つめる…

 

少女の行動の訳がトンネルを抜けた後にわかり、題名の「蜜柑」も登場します。

残り見開き1ページで、主人公の気だるさも、腹立ちも消え去り、私は胸を締め付けられる切なさが混じった感動を覚えました。

 

ここまで書いたのなら最後まで書けよと言われそうですが、無理です。

私が書いたらせっかくの感動がペラッペラになってしまいます。

この感動はあの文章でなければ伝わらないと思いました。

恐るべし、文豪の筆力!

 

続きが気になる方はぜひお読みください。

ネットに全文も載ってます。ネットだと横書きになりますが、この作品は縦書きの方がいいかも…

 

星野道夫『旅をする木』

写真家であり探検家である星野さんの随筆で、数あるエピソードの一つ、アラスカに11人の子供たちを連れてオーロラを見に行く話を読みました。

オーロラを見に行く話ですから、当然オーロラを初めてじかに見た子供たちの反応も微笑ましく読めましたが、物と音と情報にあふれていた世界から、極寒の岩と氷と雪と星だけしかない、そして音のない世界で過ごした子供たちが、何を感じたのかに強く興味をそそられました。

 

子供の様子はその言動が多少書いてあるに過ぎず、彼らの心情についての描写はほとんどありません。著者の目に見えるものとそこから感じること、考えることが過不足なく書かれているのみです。

それでも子供たちの変化や感動、満足感を感じ取ることができます。

 

それは、文字を読むだけで、今にも手が届きそうなほど近くにある満天の星を頭の中に描くことができ、エアコンが効いている部屋の外ではセミの鳴き声がしているのに、氷河の上で過ごす夜の静けさの中に入っていくことができるからです。

子供たちの体験を想像することができるからです。

これは著者の表現力の賜物です。

余談になりますが、著者の星野道夫さんのお名前に「あれ?見覚えがある?」と思い、文章を読んだあとに調べてみました。

すると偶然にも私は、以前実家のそばの美術館で開催されていた写真展に行っていたことを思い出しました。しかもそこで気に入って買ったアラスカの紅葉のポストカードを今も部屋に飾ってあり、実は毎日眺めていたんですよね〜。

文章表現がびっくりするほど写真の世界観と一致していて、人の表現はその人そのものを表すのだなと感じ入りました。

 

ニュースにもなったのでご存知の方もいらっしゃると思いますが、星野さんは1996年の夏に不幸な事故でお亡くなりになっています。

今度は個人的に本を購入してみようと思います。

 

読書はやはりいい!

最近仕事優先で、どうしてもビジネス書籍を読むことの方が多くなり、小説やエッセイを読むとしても自分のお気に入りの作家ばかりで幅が狭くなりがちです。

今回、普段手に取らない作品を読む機会を得て、つくづく読書の奥深さを感じました。

『蜜柑』では大正時代の風俗に触れることができたのと同時に、人の心が暗から明に切り替わる描写の見事さに驚かされました。

『旅をする木』は現実から離れてまさにアラスカを旅したような感覚を得ました。

 

10分間の旅に出よう!

読書は時空を超えた旅ができるものです。

年を重ね大概のことに動じなくなった、悲しいかな感性が錆びつきつつある私でさえ、読書という旅の中で感動し、考えることができたのです。しかもほんの10分で!

瑞々しい感受性の塊である子供たちが本を読むことの意味、価値の計り知れなさを、今一度大人のみなさんに伝えたいと思いました。

本を読むことの大切さは親御さんも十分わかっておられていて、お子さまにも読書を勧められていることと思いますが、まずはご自分が読書を楽しむ姿を見せることも、お子さんを本に向かわせる一つの手段だと思います。

親子で感想を言い合うのもいいですよね。

 

この夏親子で10分間の時間旅行や世界旅行をしてみてはいかがでしょうか。

ぜひぜひお勧めいたしますよ!


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