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文章題に強くなる方法1月14日:保護者様向け情報
文章題なんて大キライ!
小中学生やその保護者様から「算数、数学の文章題が苦手」という声をよく聞きます。
確かに基本問題までは出来るけれど、文章題になるとブレーキがかかってしまう生徒さんが多く見られます。
でも文章題が気になる
「どうすればサクサク文章題が解けるようになるのか?」
文章題を見た途端に戦意喪失して諦めてしまうお子さんも、心のどこかではそう思っているはずです。
普段はスルーするのに、不思議とテスト前になると文章題を解きたがるんですよね…
文章題克服のための一発解決の回答にはなりませんが、やはり
「数多くの問題を解いて、解き方のレパートリーを増やすこと」
から始めるしかありません。
しかし、それが出来ていれば誰も苦労はしませんよね。
解こうと思っても頭が真っ白、ただシャーペンを握りしめて、問題をボーッと見つめているだけ。で、結局諦める。
そんなことを繰り返していたらますます文章題が嫌いになってしまいます。
Let's Challenge 文章題!
最初の一歩は「嫌い」「無理!」からの脱却です。
そのためにはやはり大人のサポートが必要です。
その1 情報整理
まず「頭が真っ白」になる原因は、文章題は問題文の中に情報が多くあってその整理がつきにくいからです。
ですからまず必要なことは情報を整理することです。
情報の整理の方法としては
?情報を書き出す
?図に情報を書き込む
?自分で図を書いてみる
この3つが基本です。
図に書き込むのは比較的簡単なので、すぐに自分で出来るようになりますが、情報を書き出して整理したり、自分で図を書いてみることは最初から自力でやるのはハードルが高いと思います。
まずは大人がやって見せる必要があります。
その2 ゴールを設定する
次に必要なことは「何を問われているのか」を正確に把握することです。
文章題と格闘している生徒に、「人数」なのか「個数」なのか「時間」なのか何を求めようとしているか確認しても、スッと答えられない子が結構います。
何を求めようとしているかわからないのに問題を解こうとするのは、ゴールがどの方向かも確かめずに走り出すこととおなじです。
そりゃあ迷子にもなります。
問題を解く前に何を求めたらいいか、小学生ならは問題文に丸をつける、中学生ならば何をXにおくかを書き出すことから始めます。
その3 子どもに解説をしてもらう
そしてここが一番サポートが必要であり手もかかるところです。お子さまに解き方の筋道を説明させてください。
基本問題を真っ直ぐな一本道に例えるならば、文章題はたくさん曲がり角がある道のようなものです。
どの角をどっちの方向に曲がるのかわからなければ目的地(正答)にはたどり着けません。
初めて通る道は道筋がわかるはずがありませんからまずは地図で行き方を確認します。
同じように初めて解く問題はわからなかったら解説を見ながら解き方を辿っていけばいいのです。
しかし、この「解説を読む」がなかなかクセ者です。
生徒に「解説を読んでみて」というと「解説読んだけどわからへんかった」という答えが返ってくることもしばしばです。
それでも「わからない」表明をしてくれるならばまだマシで、読んで(目をフワッと泳がせて)「わかった」(絶対わかっていない!)という場合もあるあるです。もうこれ以上面倒なことはイヤというわけです。
そこで、お子さまに解説を声に出して読んでもらいながらこちら(大人)に説明してもらうのです。
大人側のスタンスとしては
「説明してみろ」という命令ではなく
「教えて」とお願いする形が望ましいですね。
人に何かを教えるのは誰でも気分がいいものです。ましてや子供が大人に「教えてあげる」となれば鼻高々ですから、それを利用するわけです。
ひとりで解説をさっと読むと「わからん」または「わかったつもり」で終わってしまいますが、人に教えるとなると責任重大、必死に文字を追い理解しようとする姿勢が生まれます。
もちろん、解説を読んでもわからないことがあるでしょうから、そんなときは「こういうことかな?」と一緒に道を探すようにしてちょっと後押しをしていきます。
道を覚えるには道案内が有効!
解説を読みながら人に教えるのは、地図を見ながら誰かに道案内するようなものです。知らない場所に他人を連れて行かなければならない時は必死に地図を調べて周りを注意深く見回しながらたどり着きます。
そうやって行き着いた場所は途中どんな道を通ったかもよく覚えていて、2度目は行き方を覚えているものです。
それに対して、人に連れて行ってもらった場合、よほど意識しないと道順を覚えていることはありませんよね。
理解を深めるなら教えるのが有効!
勉強も同じで、人に教えてもらえばすいすいと苦労せず正解に辿り着きますが、その過程はあまり頭に残りません。
解答を見ながらでも、我がこととして人に伝えようとする方が理解も深まり記憶にも残るというわけです。
最初からうまくいくものではないので、根気強く時にはやって見せたり、ヒントを出してみたりしながら、文章問題に触り続けていくことで、お子さまの中に解法のストックがたまり、それを使って考えることが少しずつできていきます。
もちろん、基本問題が出来ていない場合は教え込むことの方が先です。
しかし、そこをクリア出来ているのならば多少手間がかかっても「お願い、教えて!」方式をチャレンジしてみる価値はあると思います。
理解のカギは「主体的な姿勢」です
このやり方は図形問題や中学数学の応用問題、入試問題でも同じです。中学数学の図形の証明問題も、ただ証明を書き写して終わるのではなく、書き写した証明を読みながら図形を指さして人に説明するだけでも理解は深まります。
自分から説明するということは主体的に取り組む姿勢ができるということです。
最初は解説の棒読みでも主体性への第一歩になります。
ぜひぜひやってみてください!
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